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高専カンファレンス147福岡にスポンサーとして参加してきました

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エンジニアカフェでは平素、次世代を担う技術者の育成をミッションの一つとしておりますが、今回は、「高専」にまつわる集まりが福岡市内で行われるということで、見識を深めるために行ってまいりました!

福岡市中央区赤坂の福岡市健康づくりサポートセンターあいれふにて行われた高専カンファレンス147にスポンサードを行い、入場券をいただきました。

 

公式サイトはこちら

そもそも高等専門学校とは?

全日制の高校の3年間 + 卒業することで「準学士」の学位を取得できます。

さらに専修の課程に2年過ごすと大学卒業と同様の学士 が取得できたり、大学への三年時編入を希望される進路も近年増えています。

学ぶ分野は多くの高専では工業を中心に、制御や電気、バイオ、電子情報工学まで多岐にわたり、卒業論文を単位として課している学科もあるようです。

また、これは私が14~15歳当時に知りたかった情報だったのですが、国立高専はどこの都道府県下にあるものも受けることができるそうです。(それもあり、遠隔地からの入学を想定して学生寮が併設されているようです)

埼玉、山梨、滋賀、佐賀には存在しないそうで、近隣の府県を受験されるとのこと。

詳しくは高専ポータル(https://www.kosen-k.go.jp/nationwide/allkosen/all_kosen_linkmap.html)を参照ください。

タイミングとしては一般の公立や国立の高校と併願することもできる模様です(要検証)

なお、受験難易度は高めではありますが、昨今では私立の高専もあったり、選抜よりも、「高等専門学校に入って学習を進める学力が身についているか」というような確かめる向きもありそうです。

高専も最近は統合が進んでいて、大学のように、一つの高専組織で複数キャンパスを持つ例もあります(熊本/富山などが話題でした。)

また一般的に工業系が多いですが、商船だったり、一部大学の様に学際分野を持っている高専もあるそうです。

中でも「高等(工業)専門学校」を進路に選ぶ学生の方々は15歳時点で各都道府県下においてトップクラスの理数系の素養を持ち、一般的でない進路を選択する気概を持った若者が多く集まります。

なお、この4月より、トップITのひとつでもあるメルカリの山田社長など著名で、ビジネスやものづくりの領域に広くヒアリングして新設された神山まるごと高専が始動とのことです。

金沢工業大学の下部組織、国際高専は授業が全て英語で行われたりと特色が豊かで、教育機関としての試行錯誤、過渡期を感じられます。

どんな人がくるの?

現役の高専生から高専を卒業した方、あるいは高専から大学へ進学された方や高専を諸事情で退学された方までが来場されていて、イベントに対する愛を感じました。

福岡に拠点のある「かつて高専生だった人々」も詰め寄せており、高専への縁のある人々だけでこんなに盛り上がるのか、と興奮しました。

「かつて高専生だった方」の代表かたやまさん(ご本人許可済み)。エンジニアカフェにも遊びにお見えのかたで、高専でのキャリアから経営まで学ばれた昨今の大人の学び直しのお手本のような方です。

ちなみに筆者は「高専に行きたかった人」枠でした。

どんな雰囲気?

技術オタクの筆者からしますと、かなりアットホームな雰囲気です。(心理的安全性の高さを感じます。)

イベントの内容としましては、

  • 高専でいま学んでいること
  • 課外授業的に進めている学習
  • 高専の場所比較、歴史比較
  • 休学して考えたこと
  • 留年して考えたこと
  • 一般的な工学についてのおすすめ
  • 進路のこと

などなど多岐にわたりました。

広い会場に満員の来場者

なお、我々も本編終了後のLT会で時間をいただき、こちらの内容でお時間をいただき登壇しました。


LT会はかなり白熱し、会場の電気が消える直前まで盛り上がっていました…!!

(この記事を書いている時点で)次回は150回は大阪だそうです!

2023年12月28日(木)大阪市立浪速区民センター (http://kosenconf.jp/?150osaka)

オンライン版なども行われているそうです。

彫刻家ヤンセン氏のストランドビーストを彷彿とさせる展示も!https://www.strandbeest.com/

おわりに

身近ではないクラスターに足を運ぶのは発見が多くてとても楽しいです。会議もあり全ては見れなかったのですが、よい経験となりました。

誘ってくださったみなさま、運営の皆様、当日話しかけてくださったみなさま、よい機会をありがとうございました。

こちらのイベントに関しては、更に教壇に立つ先生方がどう学生を見守ってきたか、などが今後はうかがえると楽しそうだなと思いました。

福岡県下には3つの高専があり、久留米、北九州、有明それぞれ特色豊かで、県内の工業系の大学への編入も盛んなようです。(うち有明高専は熊本との県境にあり、学生寮の住所は熊本県にあるというおもしろ情報を教えていただきました。)

このような次世代を育てるような取り組みは福岡市エンジニアカフェおよびエンジニアフレンドリーシティ福岡においても今後とも検討を続け、より多くの人がエンジニアリングに興味を持ってくださるよう邁進していきます所存です。

エンジニアカフェにも中学生以下の方、あるいはその親御様からの相談もあり、適性をみて高専出身者などが進路についてアドバイスをすることもあります。

エンジニアカフェから国際高専さんに巣立った方は先日遊びにお見えで、元気にされていた様子をみて私どもも安心した次第です。

キャリア相談のみならず、進路相談なども受け付けております。私達の下の世代は大学受験で情報科が必須になっていたりとより身近になっているのではないでしょうか。

お気軽に遊びにいらしてください。いつでもお待ちしています。

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