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変わりゆく街を繋ぐXR〜先端技術をフル活用した新しい街のカタチ〜

「エンジニアが集まる・活躍する・成長する街、福岡」の実現を目指し、2019年8月に誕生したエンジニアカフェ。エンジニアの育成・成長・交流を促進するさまざまなイベントを開催し、エンジニアが活躍できる環境づくりをサポートしています。

 

エンジニアカフェでは「テクノロジーで未来社会を想像し、創造するエンジニア」をテーマとしたイベント「HACKTIVATION2021」を開催いたしました!

エンジニアカフェが官民一体となって取り組んでいる「行政」や「街」に着目し、各方面でご活躍されているゲストを多数お招きしオンラインセッションをおこないました。

 

今回は、2021年10月27日(水)に開催されたHACKTIVATION2021のオンラインイベント3日目の第1セッションの「変わりゆく街を繋ぐXR~天神ビッグバンをXR技術てんこもりでやってみたら~」をご紹介。XR技術をフル活用した新しい街づくりについて、​​株式会社ホロラボの長峰さん、伊藤さん、長坂さん、久保山さんにお話しいただきました!

<イベント概要>

テーマは「変わりゆく街を繋ぐXR~天神ビッグバンをXR技術てんこもりでやってみたら~」。
新たな空間と雇用を創出するプロジェクト”天神ビッグバン”。耐震性の高い先進的なビルへの建替えや快適でぬくもりのある公共空間の創出など、わたしたちの住む街が便利になったりにぎやかになったりするのはうれしいけれど、見慣れた風景が失われていくのは少し寂しい。
そこで、XR技術大好き集団ホロラボメンバーが、「街づくりトランスフォーメーションでXR技術をフル活用したら?」という妄想について事例を交えながらご紹介!現実と仮装を融合させるXR技術は、街づくりにどう活かすことができるのでしょうか。
本イベントでは、株式会社ホロラボの長峰慶三氏、伊藤武仙氏、長坂匡幸氏、久保山宏氏をお招きし、最先端のXR技術を駆使した”もっと繋がる街づくり”についてお話しいただきました。

 

<登壇者プロフィール>

長峰 慶三

株式会社ホロラボ 福岡XR部

現実とバーチャルが混じった体験が好きなXRエンジニア。株式会社ホロラボ所属。仕事でも趣味でも実験やプロトタイピング開発など日々何かを作って遊んでいる。福岡を中心にXR好きが集まるコミュニティ「福岡XR部」を運営。

伊藤 武仙

株式会社ホロラボCOO 建築情報学会理事

Microsoft HoloLensに代表されるMixed Realityシステムの企画開発を行う株式会社ホロラボの創業取締役COO、建築情報学会理事。ホロラボ設立前はセンサーデバイス大好きコミュニティTMCN立ち上げに参加。空間とデジタル技術の関係性をテーマに活動。

長坂 匡幸

株式会社ホロラボ

長年培ってきた3DCG技術と、デジタルアーカイブを組み合わせフォトグラメトリを使った建物や風景、文化などの3Dスキャンを行い、XR技術を通じて過去と現在の時間と空間を融合させる活動を行っている。

久保山 宏

株式会社ホロラボ

福岡生まれ。ホロラボではBizサイドからXR技術の活用を日々模索。主に土木・建築系のプロジェクトに従事しながら、3DCAD/BIM・3DCGファイルのAR/MRみえる化ソリューション「mixpace(ミクスペース)」の推進をしている。過去には教育分野で起業し、教育プログラムや知育玩具、システム開発等の様々な開発に挑戦した。

 

2017年に設立した株式会社ホロラボは、XR技術の調査研究やシステム・アプリの企画開発などをおこなう会社です。元々は開発者コミュニティから始まり、COOの伊藤さんと福岡XR部の長峰さんは以前からつながりがあったそう。

今回のセッションでは、変わりゆく街並みにXR技術はどう活用できるのか、さまざまな事例をもとに3つのフェーズに分けてご紹介いただきました。

 

①壊す・残す

まずは、今あるモノを「壊す」ときのXR技術の活用についてお話しいただきました。

こちらの「AR Time Machine」は、解体してしまう建物をフォトグラメトリであらかじめ撮っておき、なくなった場所に再現するというもの。フォトグラメトリとは、さまざまなアングルで物体を撮影した写真から、立体的な3Dデータを作成する技術のことです。

こちらはフォトグラメトリによって300枚の写真から3D化された建物です。

AR Time Machineを活用すれば、建物をデータとして残すことや、ARを使って現地に配置し直し、そこにあるかのように再現することができます。XR技術を使って失われゆく風景を今に残し、後から体験できる事例をお話しいただきました。

②計画・説明

次に、納得感のある都市開発をするためのXR技術を使った計画・説明についてご紹介いただきました。

建物を建てるときに欠かせない設計図。一般的に設計図といえば、真上・真横から見た平面な図をイメージする方が多いかもしれませんが、建築業界では立体的な3Dの設計図が推進されているそうです。

こちらは3D化したビルを実際の公園に建ててみたもの。建物の大きさも現物のままです。

このように3Dで設計された建物のデータがあれば、設計中の建物を現実にあるかのように建てることができます。この技術はBIM(Building Information Modeling)と呼ばれ、設計や工事の確認ができるのはもちろん、これからどのような街になっていくのか市民の方への説明にも役立てられます。

③新しい街

最後に、建物が建った後の話として、どのようなXR技術を使った体験ができるのかお話しいただきました。

現実世界とARを紐づけることで、その場所に即した体験ができる技術「ARクラウド」。こちらのSFのような世界観は渋谷のスクランブル交差点にデジタルの物体や光を組み合わせたもので、ARクラウドを用いて実現しています。

ARクラウドの技術を使えば、このように複数人で同時にドラゴンと戦うようなバーチャル体験も可能に。複数人が同じバトルに入り、各プレイヤーが打った球やリアクションを見ることができます!

こうしたデジタル技術は既存の物件に新たな付加価値を持たせることも、天神ビッグバンのようなこれからつくっていく街に適用することもできると教えていただきました。

今回は、街づくりにXR技術はどう活かせるのか、3つのフェーズにわけてご紹介いただきました。XR技術はさまざまな場面で活かせるポイントがありますが、新しい技術であるためにまだ知られていないことも多いでしょう。長峰さんは今回のセッションを通して「『XR技術はこんな風に使えるんだな』とか何か刺激になって、これからに活かしていってもらいたい」とおっしゃっていました。

<イベント動画>

オンラインセッションの全容はアーカイブ動画をご覧ください!

~天神ビッグバンをXR技術てんこもりでやってみたら~

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