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作り始めた、それは地図 (エンジニアカフェ アドベントカレンダー2022 記事)

この記事は「Qiita x エンジニアカフェ共催!今年がんばった技術(と好きなラーメンと麺のかたさ)のカレンダー」3日目の記事です。

Qiita x エンジニアカフェ共催!今年がんばった技術(と好きなラーメンと麺のかたさ)のカレンダー | Advent Calendar 2022 – Qiita



昨日のコミュニティマネージャー ヤマダさん に引き続き、

本日はエンジニアカフェのスタッフ たなか が、今年「地図作りを始めたぞ!」というお話をしていきます。

私ごととして、大学院での研究に端を発して、地図の活用をライフワークとして行ってきました。

福岡市エンジニアカフェでオープンソースやオープンデータの取り組みの拠点としてエンジニアコミュニティの方々が活動されていることもあって、コミュニティマネージャーを務めるようになってからはかなりこちらの知見を得ることが増えてきました。

その中で、我々がよく遊ぶNianticのゲームの基盤情報を提供している地図は、ユーザーがオープンに作成することができると知り、興味を持ちました。

それがインターネット上の有志の方々の手によって粛々と作り続けているものがオープンな地図、OpenStreetMapです! (以下OSMと略)

OpenStreetMap (エンジニアカフェ周辺の地図)


大きな地図を表示

Wikipediaの地図版、と呼ばれることもあるみたいです。

(実際にWikipediaの記事に表示されるWeb地図はOpenStreetMapが用いられていて、OpenStreetMapの付加情報からWikipediaに飛ぶこともできたりと提携関係にあります。)

ただ、いざOpenStreetMapを作成してみよう…と思ってもどうやって始めたらよいかわからない…

悩むたなか

どうやら西日本では京都を中心としたコミュニティで定期的に地図作り会をやっているようだ!とOSM Japanのサイトから知ったので、一路有識者に訪ねに京都まで足を運びました。

https://openstreetmap.jp/

 

実際に行ってみた

私の参加した回は覚雄山鹿王院のマッピングパーティでした。

嵐山の近くの鹿王院に集合し、西は福岡(私)、東は福島から参加者がいて、サーベイ(現地調査)やマッピングに慣れている方が多く、街歩きをしながら手厚くサポートしてもらいました。

雨に濡れた山門から本殿への道

改装中の建物と枯山水。なお、木像は見ることができ、かなり古い時代にも関わらず靴を履いていたりと当時に文化背景に思いを馳せつつ、自身の歴史的背景の浅学さがもったいなく感じた。

OpenStreetMapに限らず地図は「点」「線」「面」で地物(地図に表示されるオブジェクト)を描画するのですが、始めてのコミットは一番簡単な「点」で表せる鹿王院の看板をOSMに書き込みました。

鹿王院の看板

OSM全体からするとごくごく小さな進捗なのですが、自分にとってはとても大きな一歩だと実感しました。

実際の編集画面はこんな感じです。

(ブラウザからも編集できるのですが、インストール版のJOSMが高機能で使いやすくておすすめだそうです)

ブラウザ版の編集画面

最近のスマートフォンではかなり写真に埋め込むGPSの誤差も小さくなっており、あとから振り返るときにとても楽でした。(EXIFってやつですね。)

いざ自分で地図を作ってみると大手の地図・測量会社さんが人海戦術を用いて区画を取得しておられるのがいかに大変か頷けます。

こうなると興味が色んな方向に湧いてきて、簡易測量もしたいな〜〜なんて思っちゃいますね。大学のときの単位を活かして測量士補の勉強をしてみようかな…。

また、地物を描くのに、ドローンやLiDERセンサーがついたスマートフォンなどが強い味方となりそうです。「自身で取得したデータである」を満たす範囲でどんどん文明の利器を活用していきたいところです。

(Mapperの間ではサーベイや街歩きをしながらMapillaryにストリートビューを上げるツワモノもちらほら)

カジュアルに貢献できる、というのもOSMの魅力の一つかもしれませんね。

修学旅行以来の阪急フェリーでの帰福。明石海峡大橋を通過する頃にはすっかり街の明かりは小さくなっているようでした。

みなさんもぜひ地図づくり、あるいは地図を用いたものづくりに挑戦してみてください。

エンジニアカフェのMakersスペースのレーザー加工機(Trotec Speedy 100)を用いて作成した日本地図コースター。ちなみにこちらの地図はオープンソースとして公開されているgeojsonをsvg化した。

 

ラーメン

田中は福岡市にチェーン展開しているラーメンでは「月や」がおすすめです。

博多駅の店舗ではバラエティ豊かなラーメンが食べられますし、本店や大名の店舗では豚骨なのにスープが澄んでいる「クリア豚骨」が食べられます。

これならカロリーを気にされている方も罪悪感がない…かも?

お土産としても売っているのでぜひぜひ!福岡のおいしいグルメを他の地域でも広めてください!

また、この記事を読んでる方や他の日の執筆者さん。

よかったらこちらのMapにオススメ店舗を共有していってくださいね!

uMap、OSMを用いた地図の共有サービスです。

 

フルスクリーン表示

編集こちらから。

おわりに

この記事が公開される12/3(土)、OSMを愛しすぎて加古川市で行われるState of the Mapで登壇しています。


https://stateofthemap.jp/2022/

オープンな地図の祭典、お楽しみください。

オンライン視聴はpeatixからもどうぞ!

 

なお、明日の記事もたなかが投稿します。対戦よろしくおねがいします。

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