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OSS-Halfway #1を実施しました イベントレポート

こんにちは!エンジニアカフェのスタッフです!

 

エンジニアカフェのハッカサポーターとして関わってくださっている近藤さん(@Udzura)が開いてくださったワークショップの様子をレポートいたします!

タイトルの通り、OSSへのコミットをみんなで行おう!というイベントです。

https://engineercafe.connpass.com/event/267148/

 

ソフトウェアエンジニアリングに関わる限り、今やOSSを利用していない、という組織や個人はほぼいないのではないかと思います。

しかし、そのOSSが誰かの手によって作成されていること、常にそのOSSは改良やメンテナンスが必要であることなどは知っていても、その活動に参加をするきっかけは一般のエンジニアにはなかなか得られにくいのではないでしょうか。

その課題を解決すべく、日本においては、OSSへのコミット経験がある先達が、新たにOSSに関わりたい技術者を対象としてメンタリングを行うイベント「OSS Gate」が催されています。

この偉大な先例を参考にしつつ、もっとカジュアルにOSSへのコミット体験を得るべく検討されたのが今回のイベントになります。

詳しい経緯や想いは近藤さんのブログの方に記載されていますので、ぜひご一読ください。

OSS Halfwayというワークショップを始めるよという話 – ローファイ日記
https://udzura.hatenablog.jp/entry/2022/11/28/203440

 

コードの修正や機能提案、といったプログラミングの先にある作業が想定されるので、すでにある程度Webプログラミングに習熟している方を対象としたイベントでしたが、

今回は、学生さんから現在学び直し中!という方、日々業務で開発に携わられている方まで6名がいらっしゃっていました。

 

イベントの趣旨としては「敷居が高いと思われがちなOSSへの参画を、バディを組んで乗り切ろう!」というイメージで、
今回は近藤さんが集まった方々を対象に、その場でバディへと振り分けてくださいました。

ライブコーディングを行う@Udzuraさんの図

ちなみに上記のサンプルコードはこちら

p Hash[%w(太郎 一郎 二郎 三郎 四郎 五郎).shuffle.to_enum.with_index.map{[ _1 , _2%3]}]

 

そして概ね1時間半ほどかけてそれぞれのチームで気になるOSSを検証。

今回は幸いなことにRuby経験者が殆どで、Rubyのgem(ライブラリ)周りの現状の共有を行う機会にもなりました。

 

Udzuraさんから手ほどきを受けるKoyoさん この日作られたプルリクエストに関しては、エンジニアカフェでネイティブチェックを受けられました。

 

他のグループの方々も各々課題を探してissueなどを読まれています。

 

参加された皆さんは各チームそれぞれに新たな学びを得たようです。

近藤さんからも会中にアドバイスがありましたが、例えば大きいプロダクトなどでは、その内部実装系の仕様を日本語にまとめるだけでも大いに意義のあることだと思います。

本家OSS Gateは1日かけてOSSへのコントリビュート手順を身につける会ですが、私達のイベントはお昼にお出かけのついでにふらっと立ち寄れるイベントとしてエンジニアのエコシステムを支えていけたら嬉しいなと思っています。時間的な意味合いでも“Half”ですね。

OSS Gateや各種OSSのNewbieに向けた取り組みに多大なリスペクトを込めて。

今回のポイント

  • 普段から興味のあるOSSをメモしておこう
  • GitHubのissueやプルリクエストを覗いてみよう
  • ドキュメントの邦訳や実装の噛み砕きも十分な貢献である

次回は春先を予定しています。

またみなさまとお会いできる日を楽しみにしています〜!

お誘い合わせの上ご参加ください!

本日の資料はこちら

 

近藤さんと福岡市エンジニアカフェでお待ちしています!

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