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PC1台のオンライン発表でPowerPointの発表者ツールを使う方法 - エンジニアカフェスタッフブログ vol.001

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こんにちは。エンジニアカフェコミュニティマネージャの鈴谷です。

普段はエンジニアカフェで様々なエンジニアの相談にのったり、勉強会などのイベントをお手伝いしたりしています。
エンジニアカフェで起こった様々な出来事や、オンラインイベントの試行錯誤結果、機材の紹介など、いろいろな内容を定期的に書いていく予定です。

さて第1回の内容は、「PC1台のオンライン発表でPowerPointの発表者ツールを使う方法」です。

「発表者ツール」とは

発表者ツール
「発表者ツール」はこういうやつですね。経過時間や次のスライド、スピーカーノートを話しながら確認できる機能です。
PCをプロジェクターなどに繋いで発表するときは

プロジェクター:全画面表示の資料
手元のPC画面:発表者ツール

という表示になるのですが、Zoomなどを利用するオンラインイベントの登壇では使用するPC画面が一つだと「全画面表示の資料」しか表示されず、スピーカーノートのメモなしで話すことになってしまいます。

一番簡単な解決策としては外付けのモニターを追加してPC画面を2枚にする方法があります。外付けモニターの画面をZoomで画面共有すれば、プロジェクターに繋いだときと同じように発表者ツールを見ながら発表が出来ます。しかし、外付けモニターを外出先まで持ち歩くのは大変ですし、自宅や職場でも机が狭いなど、外付けモニターの利用が難しい場面が多いです。

実際にエンジニアカフェで行ったイベントでも、外付けモニターを利用して発表している方は非常に少なかったです。

ダミープラグの紹介

状況として以下を想定しています。

  • PCは1台(Windows 10)
  • プレゼンテーションでPowerPointを使用
  • 外付けモニターを使用しない
  • Zoomでオンライン登壇
  • 発表者ツールを使いたい

そこで「ダミープラグ」の紹介です。

HDMIダミーアダプタ

パイロットを切り離して無人で起動するアレでは無く、「ディスプレイを繋いでいるとPCに思わせる」デバイスです。

今回はHDMIのものを紹介しますが、VGA(mini D-Sub15ピン)やmini Displayportの製品もありますので、Amazon等で検索してみて下さい。

これをPCに繋ぐと

架空のディスプレイとして認識します。見えませんが。

架空のディスプレイなので解像度も自由自在です。見えませんが。

複製(PCと同じ画面を表示)設定にも拡張(表示領域を広げる)設定にも出来ます。見えませんが。

 

Zoomで使うときの手順

Zoomで使うときは、少しコツがあり、以下の順に行わないと操作パネルが見えずに操作できなくなることがあります。

Zoomの設定


⚙>設定>一般 「ミーティングの開始または参加するときに、自動的に全画面を開始」のチェックを外す

Zoomに接続する手順

1.ダミープラグを接続

2.画面設定で「表示画面を拡張する」

3.Zoomミーティングに接続

4.PowerPointでスライドショーを開始(PC画面:発表者ツール 仮想スクリーン:全画面のプレゼン資料)

5.発表者ツールからZoomにウィンドウを切り替える

6.Zoomで「画面の共有」をクリック


7.(重要)「画面2」(仮想スクリーン全部)ではなく「PowerPointスライドショー」(仮想スクリーンに全画面表示されている資料ウィンドウ)を選択

 

プレゼン発表中の操作は発表者ツールで行います。


終わったら発表者ツールの「プレゼンを終了」をクリック

 

「PowerPointスライドショー」ウィンドウを共有しているとこの終了操作でウインドウが閉じるのでZoomへの画面の共有も同時にOFFになります。

仮想スクリーンを全部共有していると画面共有の終了ボタンが仮想スクリーン側にあるので押すのが辛いです……。そのときはダミープラグを物理的に引っこ抜くと画面共有がOFFになります。

以上、「PC1台のオンライン発表でPowerPointの発表者ツールを使う方法」でした。

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