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CNC加工機を使ってみよう!イベントレポート

「エンジニアが集まる・活躍する・成長する街、福岡」の実現を目指し、2019年8月に誕生したエンジニアカフェ。
エンジニアの育成・成長・交流を促進するさまざまなイベントを開催し、エンジニアが活躍できる環境づくりをサポートしています。

今回は、8月1日(日)に開催されたエンジニアカフェ主催の「CNC加工機を使ってみよう!」をご紹介。イベント当日の模様をお届けします!

イベントの題材

このイベントに先立って3回行われた「CNC加工機を組み立てよう!」というイベント内で、エンジニアカフェに設置するCNC加工機が組み立てました。

導入したCNCフライス盤がこちら。

ORIGINALMIND RD420

スペック・装着オプションなどの情報は以下のリンクを参照してください。

CNCフライス盤 利用の手引き

https://bit.ly/ECkitmill

CNC加工機とは、工具の移動量や移動速度などをコンピュータによって制御出来る加工機のことです。

CNCは Computerized Numerical Controlの略。

今回は、Fusion360という3D CADソフトで設計から出力まで行います。

モデリングなど基本的なソフトの使い方は習得済みの方々が集まりました。

今回の内容

今回は、以下の内容を行いました。

1. 3D CADソフトで立体データを作成
2. 立体データを切削するための工具経路(ツールパス)を作成
3. CNC加工機が理解できるデータに変換
4. CNC加工機に読み込ませて切削

当日の流れ

細かい手順は記事の後半に貼ってある当日の動画内で説明していますので、興味のある方は、そちらを参照してください。

3D CADソフトで立体データを作成

Fusion 360を起動、プラグインを使い、こういう歯車(のような立体)をつくりました。

立体データを切削するための工具経路(ツールパス)を作成

切削に使う工具の設定を行い、

各面を削るために工具が通る経路(ツールパス)を作成

シミュレーションを行って確認します。

CNC加工機が理解できるデータに変換

ポスト処理を行い、それぞれのCNC加工機に合わせた加工データに変換します

出力されたファイルの中身はテキストファイルで、X軸、Y軸、Z軸方向に何ミリ工具を動かして削るかが延々と書いてあります。

CNC加工機に読み込ませて切削

地下におりてきました。左に見えるのがCNC加工機です。

USB CNCという制御ソフトでCNC加工機を制御します。

CNC加工機の原点である「機械座標」の原点を認識させた後に、材料と刃を取り付けてから、

「ワーク座標」の原点を先述の加工データとあわせて設定します。

あとは機械に任せるだけ……

そして完成!と言いたかったところですが、今回の切削は失敗してしまいました。

材料を固定する両面テープをケチったため、途中で材料が剥がれてしまいました……。

気を取り直して、新しいデータと材料と多めの両面テープで削ったのがこちら!

小さい刃で小さく削るために、記事冒頭で作ったデータとちょっと変更して、真ん中の斜面も複雑なカーブにして、穴も下まで切り抜いてみました。

だいたい2時間くらいで完成。加工条件を見直すともうちょっと早く削れそうです。

イベント動画

主催者からのメッセージ

CNC加工機の使い方を覚えればモノづくりの幅もグン!と広がります。

ぜひ、エンジニアカフェで使いながら勉強してみましょう!!

今後のイベント開催について

今後も、定期的にCNC加工機を使ってみるイベントを開催していく予定です。

また、最初の方でご案内した利用の手引きに基づいて、様々なレベルの講習会を行っていきます。

CNCフライス盤 利用の手引き

https://bit.ly/ECkitmill

この中で紹介している書籍などで基本操作を学んでから参加すると、非常に効果的に習得できます。

講習会の日程はエンジニアカフェのサイトでご案内しますので、チェックしてくださいね!

皆さんの参加をお待ちしています!

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