
エンジニアカフェでは平素エンジニアコミュニティへのサポートを行っております。
本年は感染症対策ガイドラインの策定の下で数多くの技術カンファレンスがオフラインでの会場が設けられており、Swift/ObjectiveCを始め、iOSやApple製品の開発に関わるiOSDCでも多くの参加者を動員されました。
昨年度、エンジニアカフェラボのラボ生としてモバイルアプリ開発に精力的に取り組み、所属大学を中心としたweb開発コミュニティを盛り上げている吉川さん
に、さらなる技術獲得への糧としてもらうべくエンジニアカフェラボの特待制度として、現地に赴いてもらいました。
また、エンジニアカフェにてモバイルアプリの開発などに従事しているコミュニティマネージャー山本さんも参加されています。
ぜひ、それぞれの視点からのレポートをご覧ください。
エンジニアカフェラボについての詳細はこちら→https://engineercafe.jp/ja/topics/4268
“iOSDC Japan はiOS関連技術をコアのテーマとした技術者のためのカンファレンスです。”
セッションも単にネイティブアプリを作成する話にとどまらず、CLIの話からテストの話まで、iOSアプリを作っている名だたるテックカンパニーよりスピーカーが登壇されます。
本年度は東京は早稲田大学西早稲田キャンパスにて実施、及び配信されました。

こんにちは!エンジニアカフェラボ生の吉川楓馬です!
私は現在学生でFlutterを使ってモバイルアプリ開発を行なっています。
今回、モバイルアプリ開発の技術の勉強として、また、エンジニアカフェラボの特典としてiOSDCに招待いただきました。
この「エンジニアカフェラボ生の視点」ではiOSDCに参加した感想を学生ならではの視点でまとめさせていただきます!
今年はオフラインとオンラインとハイブリッドの開催でした。私はオフラインで参加しましたが、会場はかなりの人数が参加しておりスポンサーブースやセッションで賑わっていました!

私はこのような技術カンファレンスが初参加&iOSアプリ開発言語のSwiftが未経験だったので「登壇者のお話が理解できるかな?」といった不安がありました。正直な話、いくつか難しくて聞くだけで終わってしまったセッションもありました。
しかし、iOSDCのLTやセッションの中にはSwift未経験でも見て楽しめるお話がたくさんありました。なので、iOSDCは「技術カンファレンスってその技術に詳しくないといけないから敷居が高そう…」っと思っている方でも安心して参加いただけると思います。
登壇者は大学側と協力し2つのアプリを開発・App Storeにて公開・運用しています。
「NITechピロリン」は大学側と協力し教室内に設置したBLEビーコンを使って位置推定を授業に出席登録ができるアプリです。
「NITechBB」は学生掲示板をスマートフォンから閲覧できるアプリです。

印象に残っているポイントは「学生が大学側と協力して学内で使えるアプリを開発・運用している」です。
同じ学生である私もFlutterを使って何か学内で使えるアプリを作ってみたいな〜と刺激を受けました。
こういった学内で使えるアプリを仲間と協力して開発してみたいですね。
iOSDCにはセッションやLTの他にスポンサーブースがあります。さまざまな企業が出展しており、アプリのソースコードを公開していたり、景品がもらえるくじ引きをしていたりなど出展内容も様々でした。その企業の中からいくつか抜粋してご紹介します。
ZOZOさんはZOZOスーツの展示と、それと連携したアプリケーションの紹介でした。
ZOZOスーツで取得した身体のデータを使ってフィットネスなどに活かせるようです。

LINEさんは作ったアプリの数々を展示していました。実際に触って楽しむこともできます。
iOSDCの後日イベントに参加を応募すると、お菓子などの特典がもらえます。

サイバーエージェントさんは「7つのアプリのうちFlutterで作られているアプリはどれでしょう?」というクイズをおこなっていました。普段Flutterを使ってアプリ開発をしている身としては外せないクイズですが…外してしまいました…。
他にもコーヒーが提供されていました。

ここまで、会場の様子、セッション・LT、スポンサーブースについて書いていきました。
全体を通してiOSDCには学生から見て3つの得があると思いました。
スポンサーブースでは企業によってはアプリのソースコードを公開しています。もし、iOS開発に知見がある方でしたら企業が書いているソースコードを見て仕組みを知ることができます。
スポンサーブースにはもちろんその企業で実際に働いてる方々がいらっしゃいます。
その方々から名刺をいただいたり、お話ができます。人事担当の方がいらっしゃるブースもあるのでインターンや企業について説明をいただけることもあります。なので、企業説明会やインターンに行くきっかけにできると思います。
LT会やセッションの中には学生が発表する時があります。今回紹介した「大学で出席管理アプリ・掲示板閲覧アプリを開発・運用している学生の話」もその1つです。
他大学の学生がどのような開発をしているのかを聞いて知識やアイデアを吸収し「私もこういうのが作ってみたい!」と刺激を得ることができるので、学生の方は登壇される学生のセッションやLTを積極的に聞くことをおすすめします。
最後にiOSDC、とても楽しかったです!これを機に私もSwiftに触れてみようかなと思っています!
以上で、エンジニアカフェラボ生・吉川楓馬のレポートを終わります。ここまで読んでいただいてありがとうございました!
こんにちは!エンジニアカフェの山本瑞稀です。
普段FlutterというSDKを使ったアプリ開発をしています。
今回iOS DC Japan というイベントに参加させてもらうことができたので、そこで感じたこと・面白かったことをまとめさせていただきます!
今年はオフライン会場が直前まで公開されずにオフライン参加できるのか不安で、公開と同時にかなり早くオフライン参加チケットが捌け始めていたのを伺っていたのですが、無事チケットを手に入れることができ、ノベルティーBoxも届きました。開けるとそこにはiOS DCタオル・Tシャツ・タンブラーなどなどおしゃれなグッズがたくさん!めちゃくちゃ大喜びしちゃいました(笑)

お恥ずかしい話、iOSDCのようなカンファレンスに参加するのは初めてで「話についていけなかったらどうしよう、自分がなんちゃってプログラマーってバレたらどうしよう」とビクビクしながら会場に入場しました。
しかし、実際に参加してみるとどの方のお話も非常にわかりやすい!わからないことがあってもプレゼン後お話しを聞きに行くと優しく解説してくれました。また現場での持続的な開発・チーム作りについてのお話もあり、iOSに限らない面白いお話も聞くことができました。
会場ではNFCとRaspberry piを使用した入退室管理が実施されており、ネームプレートをかざすだけで入退室の管理ができるようになっていました。

アプリ開発と聞くと「立派なPCを使って、環境設定色々しないと作れないんでしょ?大変そう…」と思われる方もいらっしゃるんではないでしょうか?私もついこの間までそう思っていました。
しかし、「iPad OSDC 無限ビルド編」(Hiromu Tsuruta氏)のプレゼンテーションを受けてiPadでもサクッとアプリが作れてしまうことを初めて知り、衝撃を受けました。
Swift Playgroundsというアプリを使うとiPad上でアプリが開発できちゃうと聞き、早速自分のiPadにSwift Playgroundsをインストールし、色々といじってみました。
アプリ内ではプログラミング初心者からでも始められるよう、チュートリアルが用意されています。

チュートリアルではゲーム感覚でプログラミングを学ぶことができます。「どうやったらこのキャラクターがゴールに辿り着くかな〜」っと考えながらプログラムを並べていきます。
丁寧な説明とコードが書きやすい工夫が施されているため、挫折しずらく楽しくプログラミングを学ぶことができるなと感じました。

もちろん、SwiftUIで本格的なアプリを書くこともできます。iPad内でアプリをデバックすることもでき、本当にiPad一つでアプリができてしまいます!

Swift Playgroundsでこんなに簡単にアプリが作れるとは思わず感動しました!!
まだまだ使い始めたばかりで、実際にSwift Playgroundsでアプリをリリースしたことはありませんので、また今後挑戦してみます!
お二人のレポートいかがだったでしょうか。
エンジニアカフェラボに所属されて、目立ったアウトプットを出されている方にはこういった特待制度を検討できる場合があります!
ぜひエンジニアカフェラボを利用して技術研鑽、コミュニティ活動を頑張ってください。
また、エンジニアカフェでは今後もコミュニティへの支援のしかたを模索してまいります。
本年度の他イベントへの参加記事も是非ご覧ください。
エンジニアカフェラボ向けiOSDC Japan2022報告会